気密測定に立ち会ってきました。
断熱性に力を入れているウィザースホーム。気密性はどうなのでしょうか?
実例として我が家のC値の結果も載せています。
この記事でわかること
- 気密性の重要性
- 超気密施工オプションの内容
- C値の結果
家の快適さに必要な気密性
隙間が少なければ、不快なものが入ってこない
夏の熱気や冬の冷気、排気ガスや花粉・粉塵、湿気・虫など、快適な生活を脅かすものは
住宅の「隙間」から室内に入ってきます。
快適な家にするためには、家の隙間が少なければ少ないほど良いと言われていて、
気密性をC値という値で表します。
気密性を表すC値とは
C値とは・・・
建物の延べ床面積に対する隙間の面積の割合で、この値が0に近づくほど気密性が高いことを意味します。
大まかな基準としては
気密性に配慮していない一般的な住宅のC値は 10cm²/m² 程度
国の定めた次世代省エネルギー基準のC値は、5cm²/m² と言われています。
「高気密住宅」というなら 1.0㎠/㎡を切るレベルを目指すところで、
例えば高気密をアピールにしている一条工務店は 0.59㎠/㎡で”最高レベルの気密性”とHPに載せています。

ウィザースホームのカタログには C値の公表はなさそうですが、
全館空調システム・第1種換気システム設置する場合は C値 0.7 ㎠/㎡ という数字を見つけることができました。
C値が低い高気密住宅のメリット
- 断熱性能が高くなり光熱費が安くなる
- 結露やカビがなくなり家が長持ちする
- 換気効率が良くなり匂いや湿気が溜まらない
- 汚染物質の侵入を防ぎ健康に暮らせる

気密性は、断熱性や換気システムとセットで考えるべきなんだね!
気密測定に立ち会い
我が家は契約時に「超・気密施工オプション」という迫力のある名前のオプションを採用していて、そこにセットで気密測定が2回実施されます。
希望すれば施主も測定に立ち会うこともできたので見に行ってきました。
今回は1回目の中間検査です。
普段は監督も立ち会ったりせず検査結果だけを確認するようですが
施主が来るなら・・・ということで監督さんのお弟子の新人さんが来てくださいました。


「超気密施工」オプションの内容
ウィザースホームの「超・気密施工」は、施工時に隙間ができやすい、サッシ周辺部や部材の接合部などに発泡ウレタンを充填し、住まいの気密性を高めるオプションです。


たとえばお風呂の床下とか


サッシの周りのほそーい隙間も1窓1窓発砲ウレタンで埋めてくれます。


超気密施工のオプションは金額が見積もり書に載っていなくて教えてもらった記憶もないのですが、、、
内容からして、まあまあ高額な費用になるのではないかと思います。
(最近は全棟検査をするという情報もあるので、営業さんに確認してください。一般的には気密測定やるだけでも1回5万円くらいかかるみたいですよね。)
我が家のC値の測定結果は・・・・・
準備と測定の様子
測定前の準備として玄関タイルがまだ貼られていないところは、テープで塞ぎました。
水回りの換気口の設置は完了していたので、塞いだ箇所はその一か所のみです。




このかっこいい機械によって、家の中の空気を徐々に抜いていきます。
もし、隙間が小さければ、外から入ってくる空気の量が少ないので、
家の中の空気が薄くなり、気圧はどんどん下がっていくことになります。
この家の中の気圧と、家の外の気圧の差を利用して、その家にどの程度の大きさのスキマがあるのかを計算して求めます。



低気圧で頭痛やぜんそくが起きたらと心配していたけれど、
特に何ともなかったです。
我が家のC値
色々前置きの説明が長くなってしまいましたが、
我が家のC値 測定結果です!


0.6!
良い結果です!



大工さんの丁寧な仕事と吹付け断熱の皆さんのおかげです!!
ありがとうございます!!
職人さんによって差が出やすい、気密性。
隙間を地道に埋めていく作業を丁寧にしてくれた大工さん
暑い密室のサウナ状態でウレタン施工の職人の皆さんに本当に感謝です。
こうやって、数値として結果が出てくると、住んでからの期待も高まります。




改善が必要な場所を監督とチェック
測定中に床下の隙間を発見
部屋の空気を抜いている最中に、床下から「ひゅーっ」と風が流れ込んでくる場所がありました。
リビングのテレビ用に床下から通している配線の穴です。
測定士さんのアドバイスを受け、この部分に気密テープを張るなどの対応してもらうことを
監督さんに依頼しました。





自分で隙間を見つけられるのも、測定立ち合いのメリットです!


造作大工は階段取付まで完了して、2階にも登りやすくなりました。
大工さんの仕事を見ていて、建具の取り付けについてもひとつひとつ本当に丁寧。
大工さんの職人魂が、隙間のない家としての結果に表れたのだなと思います。
2回目は乾太くんとエアコンの穴をあけた引渡し直前
2回目の検査は、乾太くんとエアコンの穴を空けた後、クロスも貼られた引き渡し直前です。



本当は断熱材入れる前にエアコンの穴開けてほしかったけれど。
2回目の検査が1回目の検査より大きく下回るようなら、是正をしてもらえるよう監督にお願いしています。
ウィザースホームは気密性・断熱性に優れた家だと思います
断熱性もHEAT20の G2 グレードをクリア
我が家の断熱性においては、外皮性能の評価結果ではUA値0.46 という計算結果が出ています。
こちらの値はZEH基準より厳しめの
新たな断熱性基準 HEAT20 G2グレード相当クリアになります。


今回のC値0.6の結果と合わせて
ウィザースホームが気密性・断熱性共にに優れた家を作っているということは、実感できました。
ウィザースホームとご縁があり家づくりができたこと、今現在進行形で良い家を建ててくださっている監督と職人さんたちに感謝です。



こないだはダサいなんて言っちゃって、ほんとごめんね!!
その後実際に住んでみてからの記事。高断熱高気密の良さが、冬の温かさと電気代の安さで発揮されています!



