ホームインスペクションを外注しました。
今回の施工にあたり、私たちはウィザースとは別に
ホームインスペクションという外部検査を契約しています。
1級建築士等の住宅に関する専門知識を持っている人が、第三者機関として
施工状況をチェックしてくれるサービスのことです。
ホームインスペクション(住宅診断)とはホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場からまた専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。
米国では、州によって異なりますが、取引全体の70~90%の割合でホームインスペクションが行われ、すでに常識となっています。
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ウィザースホーム側でも㈱ハウスジーメンにて検査を計6回受けるようですが、
それに加えて施主サイドでも外注しようと思った理由は次のような思いからです。
検査を依頼した理由
- 何千万円もの大金を払って、欠陥が出たら、しゃれにならないため。
- 外部検査を入れることで、監督や職人さんも気を引き締めて進めてくれることを期待して。
- 長く、安心して住むために、外部機関の「合格」を手にしておきたい。
手抜き工事などないと願いたいですが、職人さんたちも人ですし、真夏の暑くてつらい季節の施工もあります。
営業・設計→監督、
監督→現場への二段階の情報共有と図面の詳細が
どれだけ正確にされているのかも、私たちには未知数です。
坪単価がお手頃なウィザースホームのからくりとして、人件費のコストカットの可能性だってないとは言い切れません。
でも、こちらも家の質に妥協はできません。
第三者の専門家がアドバイスをしてくれることで、修正すべき点に早期に気づき、
私たちも堂々と是正を依頼できると考えました。
全8回の検査内容
私たちがお願いしたプランは、欠陥住宅予防検査という内容です。
- 第1回目 ◆基礎鉄筋組み(配筋)完了検査
- 第2回目 ◆基礎立上り型枠及びアンカーボルト検査
- 第3回目 ◆1階土台大引き検査(土台の設置状況の確認)
- 第4回目 ◆上棟後検査(金物設置完了時、柱頭柱脚金物や床梁受け金物などの設置状況、外部構造用合板張り状況の確認)
- 第5回目 ◆雨仕舞検査(バルコニー防水や雨仕舞い箇所、外壁下地透湿防水シート張り、外壁貫通管周り防水処理状況の確認)
- 第6回目 ◆断熱材検査
- 第7回目 ◆内部耐力壁検査(建物内部壁の石膏ボード張りの施工状況の確認)
- 第8回目 ◆引き渡し後稼動検査(入居後3~6ヶ月後) 床下など確認
ホームインスペクションの料金はいくら?
- 欠陥住宅予防検査 120,000
- 深基礎完了検査 15,000
- 断熱材完了検査 20,000
- 40坪以上割増 20,000
- 交通費・遠距離加算 別途加算
都内から来ていただいたので、交通費関係が高くつきましたが、30万円以内の予算で収まりました。
NPO法人家づくり援護会 というところで依頼しました。
NPO法人のため、他社にくらべて価格もお手頃だったよ。
ホームインスペクション 頼んで正解!
検査は、施主と監督と職人さん(自主的に来てくれた)の立ち合いの元行われます。
施主も詳しい資料を手に入れることができ、しっかりと説明を受けられるため、安心感がちがいます。
このホームインスペクションがなければ、ウィザース側のペースや都合で工事が進んでいったのかなと思うと
施主と工事関係者が対等な立場で家づくりに携われるのは大きなメリットと感じています。
第1回目の検査では、雨の中1時間半の検査が行われ、基礎配筋の開口部の補強の打診が入っています。
「その後、1日でバラされた木枠の心配」※基礎工事①水害対策のための深基礎と気になる作業工程
など、気になったことがあれば、
監督以外に相談できる相手がいるということは心強いです。
監督に聞いても「そういうものですよ。」で
おしまいになってしまいそうだもんね。
2回目以降のホームインスペクションの様子については、今後またアップしていきます。