11月引き渡し予定の我が家でしたが、最後の1か月で工事が遅れて、引き渡し日が翌月にずれ込むことになりました。
この記事では、このトラブルが判明した経緯と、自分の反省点もふまえた、
遅延防止のために施主側ができるアクションについて書いていきたいと思います。
引き渡し日が決定するのは木工事完了時
引き渡し日が決定するのは木工事完了時です。
うちの場合、外構工事は引き渡し後に自分で手配するので引き渡しは4週間後の日取りに決まりました。
当時、監督曰く、工事自体は2週間で終わるとのこと。
そして、社内完了検査は2週間後、施主検査は3週間後というスケジュールで、その時は順調に進むと思っていました。
これまで、基礎、木工事ととても順調だったので私も気を抜いていたところもありました。
引き渡し日が決定すると、営業さんから住宅ローン決済の手続きや登記関係の依頼も来て、施主としてもバタバタする時期になります。
木工事完了後に問われる監督の調整能力
木工事とクロスまでは、職人さんが一定期間我が家に滞在して専属で作業してくれますが、
その後は、水道 ガス 電気 各種設備 クリーニング 外構 など業者が日替わりで入ってきます。
業者さんは1日に複数の現場を回っていることも多く、この期間は特に監督の調整能力が問われます。
実際、現場の職人さんからもこんな言葉を聞いています。
次来るのは引き込みが終わってからなので、監督からの連絡待ちです
足場が外れて監督に呼ばれたらもう1回仕上げに来ます
つまり、全て監督の指示次第ということです。
空白の1週間があった
我が家の現場では、謎の空白の1週間がありました。
業者の出入りがぱたりと途絶えて誰も来なかった期間です。
やり残している工事もあるのに、お部屋のクリーニングが先に入っていたので、
「あれ、おかしいな・・」と思って、
進捗の確認のメールを送ったりしていましたが、返信はありませんでした。
おそらく、監督の抱えている他の物件でトラブルがあり、そこでバタバタしていたのかなと予想しています。
監督を呼び出して問い詰める
施主検査の2日前、素人目で見ても、
これ終わらないよね、ぜったい。
という状況になっても連絡がないので、監督を呼び出しました。
まず、水道・ガス・電気何も来ていない。
一体どういうスケジュールになっているのかを確認させてほしいと。
そこでわかった驚愕のスケジュール・・・!
終わっていない工事15項目
私が監督に指摘した終わってない工事は以下の通り。その数15です!
- 電気本設工事
- 蒸気排出ユニット
- ガス工事
- 乾太くん設置
- 水道引き込み
- 2階洗面台 立水栓設置
- 洗面台コーキング
- ロートアルミ階段手すり設置→納品日不明
- サッシガラス不良品交換
- テレビアンテナ設置
- 玄関ポーチタイル
- 基礎化粧仕上げ
- 玄関ストッパー
- 気密検査2回目
- 造作仕上げ
へんてこりんなスケジュール。
そして、監督から示された未完工事のスケジュールを確認すると・・・
未完の工事は施主検査(引き渡し説明会)の後に組まれていることがわかりました。
インフラのない住めない家を
どうやって検査してOK出せばいいのか・・・!
社内完了検査も施主検査の後工事が終わってから実施することになっており、当初の予定から10日以上遅れるようです・・・!
監督から提示されためちゃくちゃスケジュールはこちら。
①施主検査決行(インフラの来ていない住めない状態)
②ローン決済
③社内完了検査
④社内完了検査後即引き渡し
⑤引き渡し後も続く未完工事
社内完了検査も終わってない家に、先にお金を振り込むことになっている・・・!
こんな段取り、聞いたことないよ!
私からお願いしたこと
今後のスケジュールの再調整依頼
以下は、この施主にとって不利な、へんてこスケジュールを聞いた私が、監督にお願いしたことです。
〇社内完了検査も終わらない家に、お金は払えない。施主検査・決済日と引き渡し日の延期を希望
〇引き渡し日までの工事のスケジュールを今すぐ整理し施主に共有、進捗をこまめに報告してほしい。
工事が遅れた理由
一通り確認したあと、私は最後に遅延した理由をサラッと聞きましたが
「職人の順番待ち」「水道の許認可待ち」いうことでした。
これはつまり、監督が手配するのを忘れていたということだと私は受け取っています。
こちらが聞かないと何もわからなかった・・・
今回の件、私が監督を呼び出して聞いたから、初めてわかったことです。
まさにこれですよ、私がこのブログで何度も書いている「ふんわりした社風」というやつは。
ロートアルミの手すりが、いつ届くのかも
ぜんぜんわからないんだ!
まだ中国らしいよ。
他の物件の後回しにされないようするべきだったこと
後回しにされてしまった我が家
工事現場は、自分の物件に限らず、同時進行でいろいろな事件が起きます。
現場監督は、7~10軒の施工管理を抱えているので、忙しくて大変そうです。それはこちらも十分わかっています。
通常であれば、引き渡し日の近い家は、優先して手配されるべきだったけれど
我が家は今回、おそらく他の家の工事より後回しにされてしまったために、引き渡し日が遅れることになりました。
反省点:施主がやるべきだったこと
他の家より、とかげの家が優先だと思ってもらうためにできること、色々あったと思います。
木工事完了後に、竣工までの工事スケジュールを明確に確認し、書面で共有しておくべきだった。
そして、
都度工事の完了を報告してもらい、施主も一緒にチェックしながら監督のお尻を叩いていくべきだった。
営業には、「社内完了検査が予定通り終わらなければ、決済日を遅らせるぞ」とプレッシャーをかけておくべきでした。
最後の最後で、してやられたり・・・
今はそんな気持ちです・・。
でもなんとか、気を取り直さないとね。