注文住宅において、エアコンをハウスメーカーでつけるかどうかは悩まれるテーマかもしれません。
価格面だけで言えば、引き渡し後に自分で家電量販店に頼んだ方が安く済みます。
ただウィザースホームのように外壁がタイルだったり、断熱性や気密性に力を入れている家は、
引き渡し後に、見知らぬ誰かが壁にエアコンの穴を開けるリスクも考えなくてはなりません。
我が家は、ウィザース経由で4台つけてもらい、子供部屋の2台は住んでしばらくしてから(もし必要なら)つけます。
また、室外機を設置する場所と外構との兼ね合いも困ったので、まとめておきます。
この記事でわかること
- ハウスメーカーでエアコンをつけてもらうことのメリット・デメリット
- 家電量販店でエアコンを買うことのメリット・デメリット
- 室外機と外構の関係で気をつけること
- 我が家の選んだエアコン
ハウスメーカー経由でエアコンをつけるメリット
タイル施工前に、壁の穴を開けてもらえる
ハウスメーカーでエアコンをつけてもらえば、外壁貼る前にエアコンの配管をしてくれます。
仕上がりもきれいだと思いますし、もし不満があれば引渡し前に直してもらえます。
タイルに穴を空けるのって割れやすく、技術が必要みたいなので、その心配がないのは大きなメリットです。
エアコンの配管通しても、気密性をキープしてくれる(と期待している)
ウィザースの売りのひとつ
”わずかな隙間を逃がさないエアロフォーム吹付断熱”も、
おそらく先にエアコンの穴開けてスリーブ設置した後に
施工してもらえると期待していますが・・・
来月、実際現地で確認してみてまた報告します。
せっかく隙間を逃がさない吹付断熱なのに、
後から配管の穴開けて隙間作ってたら、ずっこけなんだけど!
その後、ちょっとずっこけました。
隠ぺい配管が可能
我が家はリビング階段下の収納の前にエアコンをつけるので
配管を隠す、室内の隠ぺい配管が必要でした。
この隠ぺい配管は、技術が必要で家電量販店では対応してないことが多いみたいですね。
施工費用がリビング一か所で90㎝で5万円。
ずいぶん高いなと思ったけれど、この位置にエアコンをつけたかったので、必要経費でしょうかね・・・。
ウィザースでエアコンの穴(スリーブ)だけ作ってもらうことはできない
ちなみに、
先にエアコンの穴だけ開けてください。エアコンは自分で後からつけます。
というのはできないみたいです。
何かトラブルがあったときに、ウィザースの責任か、エアコン取付業者の責任かの線引きが難しくなるからかもしれません。
ハウスメーカー経由でエアコン買うデメリット
デメリットは価格ですね、それだけです。
1年前の型落ち品を最盛期の価格で買うというイメージ
ハウスメーカー経由でのエアコン購入は
1年前くらいのものを当時の価格くらいで買うようなイメージです。
個室用のエアコンは、家電店と価格感もあまり変わりませんが、リビング用などのハイパワーな機種は割高感が否めません。
記事の最後に我が家が選んだ機種のネット価格推移表を貼っていますが
べらぼうに高いというわけではないけれど、明らかに型落ち品です。
しかも実際にエアコン作動させるのは、またさらに竣工を待って季節を待って半年後1年後とかになってしまうので・・・
毎年新製品を出す各メーカーのエアコンが、1~2年という短期間でどれだけ進化を遂げるのかは詳しくありませんが、
気持ち的にはなんだか損した気持ちです。
しかしながら。
ウィザースホームの見積もり明細を見る限り、エアコン価格は取り付け費用込みの値段だと思われます。
次に書きますが、家電量販店で買うと、外壁タイル取付工事のオプション料金がかかってくるので注意です。
家電量販店で自分でエアコンを買うメリット
最新機種のものを選んだり、型落ちを安く買うことができる
価格面だけを見れば、家電量販店に軍配があがります。
デビューほやほやの最新機種を選んだり、
安くなる決算期を狙って買ったり、値下げ交渉したり、ポイントがついたりね。
家電量販店でエアコンをつけるデメリット
家電店で買う場合 別途タイル工事追加費用がかかる
外壁がタイルの場合、専用の機材を使って穴を開けるのでオプション料金だと言っていました。
壁の厚さによって料金が変わるそうで、現地見積りが必要みたいですが
うちの地域の量販店だと、最低でも6600円は追加でかかります。
ツーバイシックスの場合は壁も分厚いので費用のアップを見込んでおいた方がよさそうです。
タイル・レンガ・ガルバリウム鋼板穴あけ工事 | 6,600円(税込)~(要見積) | 壁の厚さにより金額が異なります。 |
高気密住宅用発泡ウレタン処理 | 3,300円(税込) | ※配管穴に充填して気密を確保する場合に必要となります。 |
ただ、6600円~1万円追加で払ったとしても、どんな人が穴を開けに来るのかわからないですからね。
新築のタイルが派手に割れたらショックですし、14㎝分の断熱材に、どれだけ隙間なくきれいに穴を開けてくれるのかもわからないのが心配です。
発砲ウレタン処理オプションもあるけれど・・・・
上のケーズデンキの表で高気密住宅用発泡ウレタン処理とありますが、
このオプションに関してはウィザース施主の場合必須だと思っています。
せっかく高気密の家を作ったのですから!
ただ、このウレタン処理については、エアコン職人さかなさんという方がブログでこう言っています。
壁を貼った後から発砲ウレタン処理は意味がない?
正直に申し上げます。通常、ウレタン処理というのは、建物の建築中にやるべきことなんです。
建築中の壁が貼られる前に、「スリーブ」と言われるエアコン配管用の筒を仕込んでおき、後から外壁を貼り、それからウレタン処理を施し、外壁との隙間を一切無くして機密性を保持します。
その後に内装の壁を貼り、エアコンを取り付ける時にはもう穴が開いていて、気密処理も終わっているべきなんです。
これが通常のウレタン処理であり、高気密高断熱の家に多い施工方法です。
しかし、せっかく高気密高断熱の家であっても、エアコンの穴を事前に開けておかないと意味がなくなります。
事前にエアコンの穴を開けていないとどうなるかというと、僕らみたいなエアコン職人が後からエアコンの穴を開けますから、外壁と防水シートの間から空気が入ってきてしまうんです。
(中略)
外側はもちろん隙間なく埋めるのですが、実はその中間層もしっかりと隙間を埋めないと、外気がどんどん室内に入っていってしまいます。
しかし、中間層の穴の中は目で見えませんし、いくらスプレーを吹きかけたところで隙間が開いてしまっては意味がなく、その隙間が本当に埋められたかどうかは確認できないので、いわば感でやっているようなものなんです。
https://aircon.media/installation/1594/
!! 中が見えないから、カンでやるしかないと・・・!
よくぞ正直に書いてくれたよね。
つまり、気密を重視するのであれば、建築中にハウスメーカーにエアコンを取り付けてもらうのがベストということがわかりました。
エアコンをつけるときにできた隙間のせいで、夏は暑く冬は寒い家になったら元も子もないので・・・。
室外機を置く場所を、外構で土間コンやタイルにしたい場合どうする?
外構もハウスメーカーにお願いするなら、最適な順序でやってくれる
もし、エアコンの室外機を土間コンやテラスの上に置きたいと計画すれば、先に外構を終わらせる必要があります。
外構も同じハウスメーカーでお願いすれば、一番良い段取りで施工を調整してくれます。
外構工事(土間コンやタイルを敷く。)
→エアコン室外機取り付け
→引き渡し
という流れで組むので外構もきれいに仕上がります。
外構を提携外で頼む場合に困ること
我が家は、外構は別のデザイン会社に頼む計画のため、困りごとが発生しました。
ハウスメーカーが先にエアコン置いたところは、その部分だけ土や砂利敷きになるかも。
室外機がはまってるみたいな感じの仕上がりになるのね!
これって、下から雑草ぐんぐん生えてくるパターンだよね。。。
引き渡し後に室外機の場所を置きなおすとなると、もう一度電気屋さん呼ぶことになる
上の図の状態が気に入らない場合は、もう一度室外機置きなおしてもらうために
電気屋さんを呼ばないといけないらしいです。
配管処理もあるので、外構屋さんや自分で自由に動かせるものではないみたいですね。
完全なる二度手間だよね。
我が家の選択
色々悩みましたが、外構計画と室外機がバッティングするエアコン2台を、確定契約直前で見積もりから外しました。
子供部屋のエアコンです。
2階ホールにパワーのあるエアコンをつけているので、当面の間そのメイン機から各部屋に冷風を送り込んで涼んでもらう計画です。
ウィザースの施主さんのブログを見ていると、1フロア1台のエアコンで、全館空調っ状態ぽい状態にできるという
話も見ているので、うちもそれを期待して・・!
ごめんね、子供たち!
部屋を閉め切らずに外に出ておいで♪
各メーカーエアコンの価格一覧表を営業から入手すべし。
ウィザースで買えるエアコンは 三菱 ダイキン パナソニック 富士通ゼネラル等です。
営業さんが、各メーカーのビルダー向けエアコン価格がずらーっと並んだリストを持っています。
何も言わないと出てきませんが、その価格一覧表がほしいと伝えるともらえます。
いちいちこのエアコンはいくらですか?とメールで聞いていたら拉致があきません。
こういった価格の載ったリストが手元にあると、検討がすごくスムーズになりますよね。
ただこの表も3回くらい言わないとなかなか出てこないのですが。
モノプレイスも玄関ドアも室内ドアも、
最初から価格一覧表をもらえればよかったなぁ。
見積り面では、半年間、色々と無駄なやりとりと
ストレスが発生していたよね。
営業さんの手元にない内容の見積もり依頼に対し、
「問い合わせます」のあとに、まったりしちゃって、なかなか返事がこないのがこの会社の傾向です。
営業さんの怠慢というよりは、どうやら、各メーカーとのやりとりや計算は積算課というところが担当しているようなのですが、
そこの動きがとにかくスローリーな印象です。
データベースが整っていないか、人がいないんだろうな。
イレギュラーな見積もりを依頼する場合は要注意です。
我が家が選んだエアコンと価格
我が家のエアコンセレクト担当は主人でしたので、私自身は詳しく調べていませんが
富士通のノクリアを選びました。
シンプルな機能とシンプルな価格、お湯の力で加熱除菌が売りみたいです。
ウィザースホームは第一種換気(機械により、空気を入れて機械により空気を出すことで、効率良く計画的に換気ができる)ですし、加湿器も別で買う予定なので、
他社がつけているようなハイテクな換気機能や加湿機能は不要でした。
ハイパワーのものが23万円前後で2台と、個室のものが7万円前後で2台です。
そして、下記の表は我が家の選んだ機種のネット価格の推移グラフですが・・・
はっきりと「型落ち品」ということが
おわかりいただけるかと思います!
ノクリア、見た目が個性的だけれど、
山崎賢人くんが爽やかだから,まいっか!
賢人くんなら猛暑でも涼しいよね!
まとめ
外壁タイルの破損心配や、気密性を気にするのならハウスメーカーでエアコン買うのが良い
最新機種や、安く買うこと優先なら家電量販店での後付けもありだが、室外機の置き場をしっかり相談
営業さんから価格一覧表をもらうとスムーズ
まだまだ暑い日が続きますが、来年の夏はエアコンの効きの良い気密性のある家で過ごせることが楽しみです。
耳より情報☆
ウィザースホームでは、紹介経由でリビングのエアコンをつけてもらえます。
25万円~35万円分のプレゼントです。